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平成23年度 北区立赤羽岩淵中学校学校経営計画      平成23年4月  校長 山口  勉

学校教育目標
 豊かな心とたくましい体をもち、確かな知性と主体的に生きることのできる人間を育てる。
@ 自ら学び、心身ともに健康な生徒
A 自他の生命を尊重する生徒
B 自己責任をそなえ、すすんで社会貢献できる生徒


目指す生徒像
@ 自ら進んで学び、よく考え、主体的に判断し行動できる生徒
A 他人を思いやり、豊かな人間性や感性を磨く生徒
B 心身ともに健やかで、たくましく生きる力をもつ生徒

【index】・・・・・・・・・・・・
1目指す学校
2中期的目標と方策
3今年度の取り組み目標と方策
(1)教育活動の目標と方策
(2)重点目標と方策

1目指す学校
 統合新校3年目を迎え、本校入学生徒を卒業させる年となり、新校としての真価を確固たる伝統として根付かせていく必要がある。
   赤羽岩淵中学校は日本国憲法の教育理念、国の教育基本法、学習指導要領に則り、さらに都そして北区の教育目標を踏まえ、赤羽東地区に相応しい公教育を推進しなければならない。中学校教育は、義務教育9ヶ年のまとめの期間であるとともに、中等教育前期として位置づけられる。この時期の生徒は活発な精神活動と運動性に優れ、人間としての生き方の幅と奥行きを深め、人生観の大本が形成される大切な時期である。
 開校記念日(6月10日)、都民の日、土曜日10回授業を行い、新教育課程に十分対処できる授業時数確保を行う。学校教育での授業が基本であることを強く受け止め授業時間を大切にしたい。
 今年度新教育課程移行期間最後の年であり、次年度の完全実施が円滑に行われるよう最終確認と準備を行う。学習指導要領の主旨を生かし、基礎学力を徹底して育てることを目指す。生徒の学びに暇はない。基礎学力の定着のために授業力のアップ、補充・補習の充実、家庭学習の定着を図る。
 保護者、地域・関係諸機関と連携し、教職員のチームワークと教員一人一人の力量を十分に発揮し教育の実を挙げる。とりわけ、教職員は赤羽岩淵中学校を構成する組織の一員として、校務分掌上の役割を全員で停滞無く実施していくことが必要である。一人一人が新校を担っている自覚と自負心をもち、さらに、教科の専門家としての力量を発揮しなければならない。本校では「目指す教職員像」@〜Cを掲げ、常に意識し、理想に近づく努力を惜しまない。
@ 生徒一人一人に愛情を持ち、真剣に向き合う教職員
A 生徒の良さを引き出せる教職員
B 思いやりと誠実さのある教員
C 研修意欲と向上心があり、実践力のある教職員

 これらの教育環境の下、以下の学校像を目指す。

 「目指す学校」
@ 生徒が楽しく登校する学校  …生徒一人一人の居場所がある
A 活気があふれる学校     …行事や部活、何事にも熱く取り組む
B 礼儀正しく、挨拶あふれる学校…オアシス運動に取り組む
C 地域に開かれ、信頼される学校…キャリア教育実践の場、地域の教育力を取り込む

 「文武両道の学校」を目指す。
@ 確かな学力を保証する…授業規律の確立、授業改善、学力向上の取り組み
 一人一人の生徒の現状を把握し、評価基準を明確にした年間指導計画をたて、実践する。形成的評価により小さなつまずきを放置せずに、補充し定着させる結果責任が教員の使命である。
  A 豊かな心を育む …集団における他を思いやる生活、心豊かな生徒の育成
 学校生活全般にわたり、生徒の言動に注意し、その場を逃さず指導する。学級活動、学年活動、生徒活動等で、意図的・計画的な指導を行う。とりわけ、道徳の時間を確保し実施する。
B 充実した学校生活…学習は無論行事に燃え、部活動にも熱心に取り組める生徒
 生徒の充実した学校生活の原動力はなんといっても我々教職員の熱意と卓越した指導力が必要である。一人一人の教職員の持ち味を遺憾なく発揮できるチームワーク、さらには、生徒の最大限の成長のためにより素晴らしいもの(本物)に触れさせる。


2中期的目標と方策
 1, 生徒・保護者・地域の人々が誇りに思える、赤羽東地域の文化の拠点としての統合新校の校舎づくりに「赤羽岩淵中学校新校舎基本設計検討委員会」を通して全教職員の英知を結集しイニシャルコストという目先のことのみでなく、将来を展望し常に学習の拠点として後世に残るライフサイクルコストを考えた100年設計思想を校舎基本設計に生かす。
    2,「誠実・自律・創造力」を高めるために、体験や体験的な学習を重視した授業や学校外の専門家から学ぶ機会を多くし、学習意欲や効果を高める。さらに、キャリア教育の充実を図り、生活に根ざした勤労観・職業観を高め、生徒一人一人の適性に応じた進路選択ができるように支援する。
 3,生徒の主体性や自主性・創造力を高めるために、生徒会活動(JRC活動含む)や学年・学級活動を生徒の力で企画から参加させ、運営する機会を多くし、生徒の意欲を喚起する。
 4, 清潔で温かく潤いのある環境を作る中で、基本的な生活習慣・社会性を身につけさせ、毎週の道徳授業の充実を図り、カウンセリング(教育相談)体制を充実させ、心の教育を推進する。それにより不登校及び学校不適応生徒数0を目指す。
 5,「北区学校ファミリー」構想に基づき、「サブファミリー推進委員会」を中心に、常に取り組み内容を改善し、推進する。各校の特色を踏まえ、各教科小中教育内容を学び、各小学校との一貫教育推進していく。一人一人の小学校での学びを測定し「中1ギャップ」の解消と学びの連続性を追求し、生徒の最大限の成長を希求する。ギャップのある生徒には放課後補習を実施する。
 6, 情報社会における教育への取り込みを総合的に検討する。まずは、情報セキュリティーが確保されるよう、北区の指針に則り昨年度不足していた事項について改善する。また、教職員が電子黒板、パソコン等情報機器操作習熟を目指し、最大限の教育効果と事務効率アップを図る。


3今年度の取り組み目標と方策
(1)教育活動の目標と方策
ア、学校ファミリーについて
・ 4小学校との校長会や「サブファミリー推進委員会」を設置し、英語学習の出前授業、小中授業参観等を通して小中一貫した指導を模索し児童生徒の最大限の成長を促す。
イ、小中一貫教育について
・ 最小限の中一ギャップにするため、体験部活動、授業等中学校のオリエンテーションの工夫や「サブファミリー推進委員会」で小中カリキュラムの理解促進策を実施する。同内容の学習の深化を図るためのカリキュラムを理解し、授業参観に臨み、具体的な話し合いを深める。
ウ、学習指導
@ 学習指導の「質的充実」を目指す。
・ 知識基盤社会に生き、生涯学習の礎を築くには、学ぶ意欲や主体的に行動する力も重視する。
・ 電子黒板やパソコンを有効活用し、教育未来館の教材(マルチメディア)やインターネットを活用した学習形態を工夫して、思考力・判断力・表現力・創造力を育成する。
A 形式的な学習ではなく、学習内容の確実な定着を目指す。
・ ノーチャイムで50分間、中身の濃い授業を展開する。
・ 指導に伴う「適時的確」な形成的評価を行い、生徒一人一人に確かな学力の定着と、個性の伸長を目指す。
・ 生徒一人一人の個性や能力を最大限伸ばすために、「わかる授業」を展開する。RPDCAサイクルにより、生徒の学習のつまずきを早期に発見し、授業だけでは解決できない場合は、補充学習や学力アップ土曜教室も利用する。
・ 基礎基本の定着している生徒には、学習への興味関心をさらに高める指導も行う。補充学習や学力アップ土曜教室も有効活用する。
B 指導法の改善
・数学における少人数指導では習熟度を考慮したグループ編成を行い、基礎の定着、発展的内容の推進し、一人一人の能力を最大限引き出す。体育におけるTTで指導要領に定められた内容を万遍なく実施し、生涯学習の観点でも体を動かす喜びを味わい、個に応じた指導の充実や、体力・運動能力の向上を図る。
・校内研修(研究授業や教育効果を高める教育機器の活用)を月1回は行い、教科指導能力の向上を図る。成果は研究冊子にまとめ、活用する。
C 準公的な各種検定試験を推奨し、目標を持って自主的に学習し、客観的に自己を見つめることのできる機会を増やす。
エ、道徳
@ 生徒の内面に根ざした道徳性の育成を図る。
・ 道徳教育推進教師を中心に毎週の道徳の時間の指導を充実させ、意図的計画的に道徳の授業を実践する。
A 道徳授業地区公開講座などで保護者や地域の人々の積極的な参加や協力を得て、保護者・地域社会との連携により、心の成長を図る。
オ、特別活動
@ ソーシャルトレーニング、アサーショントレーニング、QU等の手法を用い、生徒一人一人の個性や能力を十分に発揮させながら学級活動の充実を図り、生徒の主体的な活動を支援する。また、生徒とのふれあいを通して望ましい集団づくりを行い、自らの役割を果たす責任感と社会性を育てる。
A「たくましく生きる力」をつける。各種大会、各種コンテスト(運動や文化的なもの)への参加・出品等を通して、広く社会と関わり、自己の夢や希望と現実を直視する。
B 文武両道の教育の実現を図るために、授業時間の確保と特別活動を充実させる。
C 部活動を推奨する。全教員が顧問として生徒学習面以外での興味・感心を高め、最大限の成長を促す。また、学校の教育方針を十分理解し人物識見に優れ、指導力を有 する外部指導者を招聘する。
カ、総合的な学習の時間
@ キャリア教育の一貫として、地域・社会と連携や協力を得て、5日間の職場体験や児童館での乳幼児体験学習を実施し、進んで社会貢献できる資質を培う。
A 図書館やコンピュータの活用をより一層推進し、情報検索システムを有効活用することで、課題を発見し、課題解決能力の定着を図る。また、情報機器を活用する上での情報モラルの徹底と育成に努める。
キ、生活指導
@ 基本的生活習慣の確立と規範意識の向上
・ 心を通じた生活指導で心を育む。
・ 良い面をほめ、認め、励ます指導
・ 適時的確に「駄目なものは駄目」という指導 (人間性の否定ではない)
・ 言語環境を整え、正しい言葉遣い、場をわきまえ、敬語をしっかり使える生徒を育てる。
・ オアシス運動により、礼儀正しく社会規範を身につけさせる。
・ 生徒会活動(JRC活動含む)の充実、ボランティア活動の推奨
A 健康・安全な生活
・ 健康・安全教育の計画に基づき、心身の健康の保持増進と体力を向上させる。
・ 消防署の救急講習等の実施、地域防災組織・消防署・本校生徒合同防災訓練を実施し、地域防災リーダーを育成する。
・ 登下校時交通事故防止のための安全指導の徹底を図り、家庭や地域社会の協力も得る。
・ 食育推進リーダーを中心に正しい食習慣を身につける食育指導を行う。
B いじめの根絶と人権教育
  ・ 生徒一人一人に人権尊重の精神を培う「人権教育」を推進し、いじめの根絶に努め、生命尊重の精神に基づき、思いやりの心や生命に対する畏敬の念を養う。
・ 教育相談体制を確立し、誰でも気軽に相談でき、悩みや課題を早期に解決していく。
・ 学級が心の居場所となるよう、生徒同士の人間関係を構築していく。そのための日々の学級経営に努め、研修も行う。
ク、進路指導
 主体的な進路選択ができる生徒の育成
・ 生徒が自らの生き方を考え主体的に進路を選択できるようよう、学校の教育活動全体を通じ、計画的、組織的な進路指導を行う。
・ キャリア教育を推進し、1学年時には職業を具体的に調べる。2学年時においては多数の地元企業の協力を得て職場体験は少人数で行えるよう工夫する。
・ 自分の行きたい進路へ進むための指導・援助を3年間見通して展開する。
ケ、特別支援教育
@ 特別支援教育の充実
・特別支援教育は、全体計画に基づき個別指導計画や個別教育支援計画を作成・実施する。このことにより、一人一人の生徒の可能性を最大限引き出す教育を実践する。
A 特別支援学級との交流
・特別支援学級との交流を積極的に進め、障害のある人に対する配慮と思いやりの心をはぐくみ、相互理解を深めるとともに交流教育を積極的に推進する。
コ、評価
学校経営計画に対する適正な自己評価及び学校関係者評価を実施・公表し、教育改善に生かす。生徒からの授業評価も参考にする。日頃から保護者・地域等外部の声にも謙虚に耳を傾け、適切な教育を行う。

(2)重点目標と方策
ア、経営全体
@ 集団指導での学びと一人一人の生徒の成長を図る。
・ 全教職員、生徒、さらには保護者と連携し、良好な人間関係をベースに、学校に来ることが楽しいと実感できる活気ある集団作りをする。そのためにもQUなどを活用して、満足型学級集団を育てる。
・ 全校生徒数592名の秘めるパワーを生かし、切磋琢磨する集団を形成する。
・ 一人一人の生徒に目配り、気配りを怠らず、保護者・関係諸機関との連携も密にし、その生徒にあった方策を見いだし、成長を促す。とりわけ、保護者との対応は丁寧にし、傾聴姿勢を大切にし、相談していく。夜間の学級懇談を企画し一人でも多くの保護者と連携を深める。
・ 二名の学校適応支援相談員と連携し、教育相談体制をしっかり確立し、予防を中心に心の悩みを改善していき、不登校生徒をなくしていく。
A ノーチャイムの実施
・ 教職員、生徒ともに、共通の判断基準を意識し行動し、主体的な時間管理能力の向上を図り、一人一人に与えられた命(時間)を大切にし、他者の時間をも大切にする感覚を育てる。ひいては、自他を大切にする心情も育てる。但し、一日3回は朝始業時、昼休み終了時、最終下校時の3回と定期考査等テスト時はチャイムを使用する。
B 保護者・地域の教育力を積極的に活用し、開かれた学校として、生徒が使用しない時間帯での施設の有効活用を促す。日常の学校活動を紹介し、信頼される学校づくりを推進する。
・ ホームページ、学級便り、学年便り、学校便り、生活指導便り、保健便り、給食便り等で常に、学校をリアルタイムで公開・紹介していく。
C 4小学校との校長会、「サブファミリー推進委員会」学校ファミリー連携強化と小中一貫教育の推進をしていく。
イ、朝モジュール学習と放課後補習、実力アップ土曜教室
・ 朝モジュール学習や読書活動を通年行い、基礎基本の学力をつける。さらに、数学・英語科教員とパワーアップ講師との連携で個別指導を必要とする生徒に放課後パワーアップ講師や学校サポーターを中心に補習を実施し、確実な基礎学力の定着を図る。
・ 実力アップ土曜教室では、生徒一人一人の習熟度や学習意欲に合わせ、学習習慣、基礎学力の定着を図る。部活動もできるよう開始時間を考慮し、数学と英語の2教科を行う。指導者は実力アップ指導員(有資格者)が行うが、数学や英語の学習進度と学習状況を伝え、連携を図る。生徒には極力実力アップ土曜教室を勧めていく。
・ 実力アップ土曜教室では数学、英語の検定を目標とする生徒、より学習を深めたい生徒のニーズにも対応できるようにする。
ウ、学習指導
@ 評価・評定は説明責任だけでなく結果責任をもつ 
・ 評価・評定は、目標に準拠した評価のもと、評価規準と評定基準を明確にして、指導と評価の一体化を図る。また、C評価の生徒には常に補充的な指導を行いB評価をめざし、改善に努める。
A 指導法の工夫・改善の充実を図る。また、選択教科の履修コ−ス数の拡大に努め、生徒の学習に対する興味・関心・意欲を高める。
B 外国語では、ALTを計画的に活用することで、コミュニケーション能力を高める。また、2・3年の選択教科で英語を履修させ、英語を媒体とした異文化を体験させる。
エ、特別活動
@ 各行事にテーマを決め、全校生徒のパワーを生かし感動体験を多く持たせる。
A 学級活動の充実を図り、心安らぎ、生徒の居場所となるようにする。
・ 生徒とのふれあいを通して望ましい集団づくりを行い、帰属意識を持たせ、自らの役割を果たす責任感と社会性を育て、生徒の主体的な活動を支援する。
B 生徒会の一員としての自覚を促し、各委員会に積極的に参加させて活性化を図る。また、 年間を通した朝清掃や地域清掃等を推進し、生徒一人一人の自主的・実践的な態度を育てる。

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