Oji Elementary School

王子学級とは
 子どもにとって、本来、学校は楽しいものであり、充実したものでなければなりません。楽しい充実した
学校生活を通して、子どもは心も体も日々成長していくものです。
 ところが、様々な原因によって学校生活にとけこめず、学校へ行くことを嫌がったり、情緒的に不安に
なったり、友達とうまくかかわりをもつことができなかったりすることがあります。
 王子学級は、これら、集団への適応で困っている子どもが、本来もっている自分の力を十分発揮
し、自信をもって楽しい学校生活を送ることができるよう、援助することを目的とした学級です。


 指導方針 
 情緒的・心理的要因によって、様々なつまずきを示す児童・生徒の状態に応じて指導・援助し、改善を図り、在籍校での適応を促す。
指導のねらい<<<
 一人一人の状態に応じて、次のような指導目標を立て、個別・小集団での形態を中心に指導を行う。
  1. 情緒の安定を図る。
  2. 対人関係の改善を図る。
  3. 不適応行動の改善を図る。
  4. 自立心を育てる。
  5. 基本的生活習慣を確立する。
  6. 集団適応能力を高める。
指導のねらい<<<
  • 情緒の安定を図り、対人関係を形成するための基礎を培い、円滑な人間関係がとれるようにする。
  • 言語理解力や言語による表現力を養い、コミュニケーションの基礎的能力を高める。
  • 日常に必要な基本動作や行動様式を身に付けさせ、集団の中でよりよく活動できるようにする。
  • 他児とかかわる体験的な活動を通して、社会性をはぐくむ。
  • 生活リズムや基本的生活習慣の形成を図り、心身ともに健康な生活ができるようにする。
  • 興味・関心を手がかりにして、学習活動に主体的に取り組むことができるようにする。
  • 基礎的な知識・技能を学ばせることにより、学習への自信をもたせる。
  • 学校概要説明会を開き、在籍校担任の理解を深める。
  • 連絡帳や文書、電話により、在籍校との連絡を密にする。
  • 必要に応じて在籍校訪問を行い、児童の状態を参観したり、担任と話し合いをもったりする。
  • 毎月末に出席状況を文書で在籍校に報告する。
  • 在籍校との相談の上、個別指導計画を立て、学期末に指導経過を文書で在籍校に報告する。
  • 連絡帳により、保護者との連絡を密にする。
  • 定期的に保護者との面接を行う。
  • 通級時に随時、保護者と連絡を取り合う。
 時程 活 動 内 容 めあて・配慮事項
9:20
(1:30)
(1)登校
・児童の状態により登校時刻を配慮する。
9:25
(1:35)



(2)話し合い
  ・あいさつ
  ・活動の流れを確認する。
  ・言葉のゲームや運動、グループ活動
   の内容を決める。
  ・詩の音読

(3)言葉のゲーム

・活動の見通しをもち、安心して活動で
 きるようにする。
・話の聞き方や、発表の仕方を身に付
 ける。
・決め方のルールを身に付ける。


・言葉に親しみ、言葉遊びの楽しさを味
 わう。
9:40
(1:50)


(4)運動
  ・準備運動
  ・ルールや約束の確認
  ・用具の準備、片付け
  ・ボールを使った運動
  ・おに遊び
  ・器具や用具を使った運動
  ・振り返り

・自己をコントロールする力を高める。
・ルールや約束を守る。
・仲良く活動する。
・楽しさを味わう。
・運動の方法を知る。
・技能を高める。
・気持ちを解放する。
・話の聞き方や、発表の仕方を身に付ける。
10:40
(2:50)

(5)日記


(6)個々の課題に応じた活動
  ・短文  ・作文  ・ゲーム
  ・パソコン  ・図書
  ・プリント学習  等




(7)制作
  ・工作  ・絵画  ・彫塑
  ・手工芸  等    
・書くことで、自分の体験や気持ちを表現する。

・興味、関心のある課題に取り組み、意欲を高める。
・自分の気持ちを表現する。
・自己をコントロールする力を高める。
・日常生活の基本動作を身に付ける。
・環境や周りの人に適応できる力を高める。

・興味、関心のある課題に取り組み、意欲を高める。
・気持ちを解放する。
・楽しさや達成感を味わう。
11:35
(3:45)
(8)グループ活動
・ゲーム遊び 等
・ルールを守って楽しく遊ぶ。
・人との適切なかかわり方を学ぶ。
   11:50
   (4:00)
(9)係活動

・簡単な仕事をやることで、役割を果たすという意識をもつ。
   11:55    (4:05)
(10)帰りの会
 ・活動を振り返り、反省や感想を発表する。
 ・あいさつ
・活動を思い出し、思いを言葉で表現で
 きるようにする。
・楽しい思いで下校できるようにする。
12:00
(4:10)
(11)下校 ・在籍校で給食や授業に参加するな
 ど、児童の状態により下校時刻を考
 慮する。
                                           ※( )内は午後の活動時刻

◎ 個別指導
   ・午前、午後を問わず、必要に応じて個別指導を行う。
   ・状況に応じて適宜小集団指導にも参加していく。
◎ ケース会議(8:45〜9:10・1:05〜1:15・4:15〜会議終了まで)
   ・児童の指導について共通理解を図る。
    指導前に、個々の児童のめあてと手立て、全体の配慮を話し合う。
    指導後に反省を行い、次回の指導に生かす。
◎ 相談・他機関との連携
  
始業前、登下校の際、昼休み、放課後等の時間を使って、必要に応じて随時行う。
   ・保護者との相談や話し合い
   ・在籍校担任との相談や話し合い
   ・在籍校訪問
   ・家庭訪問
   ・他機関や専門医との相談や話し合い
 この学級は、北区立小学校に在籍する児童で、在籍校での適応が困難な情緒障害児童の教育にあたる。
 そのため、通級決定、退級判断については、情緒障害通級指導委員会においてその障害の程度や状況に応じて、通級基準、退級基準をもとに決定する。

(1)通級基準
 (ア)情緒障害学級に通級することにより改善が期待される児童。
 (イ)在籍校、保護者が通級を希望し、指導に協力の得られる児童。
 (ウ)教育相談所の相談の結果を受け、通級指導委員会の判断で通級指導が必要とされる児童。

(2)退級基準
 (ア)集団生活への適応が可能になった児童。
 (イ)退級後、若干の定期指導により集団への適応が可能と認められる児童。
 (ウ)在籍校、保護者の意見により通級を中止する児童。
 (エ)区外へ転校する児童。 
   また、区内へ転校する場合は退級とし転入先で通級の必要があれば、再度「通級適」の判定を受ける。
 (オ)小学校を卒業する児童。  
 (カ)その他、他機関や医療等の対応がより適切であると判断され,退級が適当と認められる児童。